タスキ
HBR(Harvard Business Review) 2014年12月号に掲載されていた
伊藤忠商事 岡藤社長のインタビューより
「企業経営とは、受け取ったタスキを次の走者に渡す駅伝競走です。
任期中に区間新記録を出して一つでも順位を上げる。
順位を上げられなくても、可能な限り、
前の走者との距離を詰めてタスキを引き継ぐ。
それぞれの任期で最大限の努力をすることで
勝利を目指すのです。
経営者一人ひとりが任期中に着実に
距離を詰めていれば、いずれ勝てると信じています。
但し、駅伝にはゴールが決まっていますが、
企業の場合はゴールがありません。
企業は、走り続けないといけないのです。」
経営者でなく、私達のような現場を預かっているものにも通じます。
受け取ったタスキに込められた前任者や諸先輩の努力を
引き継げているか?
タスキを持って最後まで走り抜く気概で日々の仕事に
取り組んでいるか?
皆さん自身に問いかけて下さい。
そして、任期がきたときは、
前任者、諸先輩の努力に自分の努力と成果を
乗せて、タスキを次走者に託しましょう。
わが社は、人材の流動による組織(=チーム)の活性化を
前提として活動しています。
但し、岡藤さんの言っている事が、実践出来なければ、
駅伝(=Going Concern:永続企業)にはなりません。
新体制に向け、異動をする方もいます。
新しく仲間となる方もいます。
与えられたそれぞれの区間を、タスキを持って走り抜きましょう。