マインドマップ
家の本棚にあった数年前に読んだマインドマップの本を読み返しました。
マインドマップとは、思考の"地図化"です。
国際教養学部 プレゼン力 でも伝えましたが、
プレゼン=人を説得・納得させる為には、ロジックとストーリー(物語)が必要です。
ロジック創りに息詰まるパターンとして、
ロジカルシンキングを避ける・・・・・・「躊躇」
ロジカルシンキングでくじける・・・・・「挫折」
ロジカルシンキングで結果がでない・・・「停滞」
勉強しても使いこなせない。使えるという実感がない。そこで行き詰る。
これは、ゴール地点の映像がないからです。
使わなければ生きていけない環境=プロ集団の世界。
このプロ集団の世界(=ゴール)が映像として見えているか?
プレゼンの目的であるメッセージとは"ひとことで言えること"です。
相手の「問い」に対する「答え」を、「根拠」に支えられた、
イメージできる「ひとこと」に結晶化させる。
これが"分かりやすい"メッセージです。
「分かりやすさ」= 「再現性」x「納得性」x「参加性」
分かりやすさを実現するためのプロ思考。
無意識にしている人もあり。意識して実践している人もいます。
プロ思考の5原則
① 結果思考の原則
理想の未来(ビジョン)から逆算して、壁(課題)をクリアする
鍵(解決策)を考える。
② イメージの原則
自分の頭の中のイメージを描くことからスタートし、最終的に相手の
脳裏にイメージを刻み込む。
③ 質問の原則
「質問」を引き金(トリガー)として、左脳と右脳を活性化しながら
思考する。
④ 拡散と収束の原則
拡散と収束をリズミカルに繰り返しながら、思考を結晶化させていく。
拡散: フレーム(枠)を超えて考える。頭の中を洗い出す。
収束: 取捨選択して、絞り込む。
⑤ メッセージの原則
相手の「問い」に対する「答え」を「根拠」に支えられたイメージ
できる「ひとこと」に結晶化させる。
この5原則を実現するツールがロジカルな「らくがき」
無意識にしている人も多いです。
ロジカルな「らくがき」の4Steps
Step1: 見わたす
Step2: 見える化
Step3: 構造化
Step4: 物語
物語が「見えてくる」には、
まず相手を見る。そこに、未来が見えてくる。未来が見えてくると、
壁が見えてくる。壁が見えてくると、それを解く鍵が見えてくる。
鍵が見えてくると、理想の未来に向けての筋道が見えてくる。
そして、相手に伝えたい「物語」が鮮明な映像として見えてくる。
この一連の思考の流れの中で鍵を握るのが「想像力」
そして、「想像力」のスイッチをONにしてくるものが「楽しむ」ということ。
生みの苦しみではなく、「生みの楽しみ」から結晶化されたのもが
メッセージであり、それを相手に伝えるのがプレゼンです。
そして、それを導くツールが「らくがき」です。
関連図書:「マインドマップ 問題解決」 高橋政史 著