ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)
年が変わりました。
節目を大事にし、続ける事(=やり残している事)、変える事(=新しく取り組む事)を
考える機会にして下さい。
まず、14年度の残り3ケ月をやりきって下さい。
加えて、15年の始まりです。新体制の準備を始めましょう。
正月休みに、「ホモ・ルーデンス」という本を読みました。
遊ぶ人という意味です。
「すべての人間が行う事は遊びにすぎない。
人間文化は、遊びの中において、遊びとして発生し、展開してきた。」
と冒頭で書かれています。
スポーツマンも献身的な真面目さと感激の熱情に溢れてプレイ(=遊び)をする。
舞台の役者、ヴァイオリニストも同じ。
命令されてする遊び、そんなものはもう遊びではない。
私たちが会社で、真面目に取り組んでいる事も、遊びの中で発生してきたものかも知れません。
仕事にも遊びが必要です。
人間はつねに高いものを追い求める存在で、それが名誉であろうと、優越であろうと
それを追求する本性をそなえている。
そしてそういう努力を実現するために、人間に先天的に与えられている機能、それが遊びなのだ。
「遊ぶ」が勝ち 為末大 著