TGIM blog

Thank God, It's Monday ! 今週も仕事に取り組めることを感謝し(誰に?からは皆さん次第) そして、週スタートの節目を感じる為に、 週の初め月曜日に皆さんにメッセージを送る事とします。 (出張及びネタ切れでスキップあり)

ファシリテート

311日付け日経新聞 のコラム「大機小機」から(一部抜粋)

 

社会が豊かになり価値観が多様化する中、権威主義からの脱却

なくしてイノベーションは生み出せない。

ダイバーシティー(多様性)への抵抗は、権威に対する男社会の

不文律が崩れることの警戒心の表れ。

 

弁護士や公認会計士などの専門家も、資格という権威だけで

尊敬される時代は終わった。資格を背景に一方的に結論を出すの

ではなく、判断に至るプロセスを丁寧に説明すべきだ。

結論ありきでなく、相手に納得してもらうことが大切だ。

 

権威主義に代わるアプローチが対話だ。

多様な価値観の社会では、対話のプロセスが解決策をもたらす。

対話を通じて着地点を模索する。

創造的な問題解決に導くには、利害調整力(ファシリテート)

が求められる。

 

問題解決のため最近着目されているのが「交渉学」だ。

経験や駆け引きで相手を説得する交渉術ではない。

Win-Winの着地点を探る交渉術が求められる。

 

今の時代に不可欠なことは、権威ではなくフラットな関係による

対話だ。そのためには、交渉学の基本であるミッションの共有に

向けた事前準備と理論的思考に加え、信頼関係の構築が前提である

ことを忘れてはならない。

 

建設的な対話の為には、互いが、日ごろから思考し、準備を怠らない。

加えて、具体的なアクションに基づいた試行錯誤に裏支えされた発言が

納得感を導きます。

会議等で発言もなく、受動的に参加していては、脳が働きません。

発言していない間も、脳をフル稼働させて、アクティブに参戦しましょう。

そして、参加者全員が創造的な問題解決に向け、ファシリテートしましょう。

その為に、人材が混じり合い、刺激し合うこと。

そして、互いに好奇心を抱き合うこと。

ファシリテートも皆さんに期待しているスキルです。