ルール
あるコンサルタントと私のメール交換(先週末)。
◆私からのメール
戦略を語る上で、ビジネスもスポーツも同じす。
戦略は戦争を通じて磨き上げられたもので、組織がどう戦い、敵に勝つか
という事においては同じです。
スポーツが戦争の擬似体験と言われる理由もそこにあります。
ビジネスは、火器類を使わない戦いです。
但し、ビジネスとスポーツは少し違います。
サッカーをイメージして下さい。
・敵
・ゴール
・ルール
が決まっています。従い、すべき事も非常に明確です。
但し、私たちが日々取り組んでいるビジネスでは、スポーツに於ける前提が不明確な場合が多いです。
・敵が見えない
・ゴール設定が正しいかわからない
・ルールもビジネスでは曖昧だ
だからビジネスは難しく、
それが遣り甲斐=楽しさに繋がると考えています。
◆コンサルタントからの返信
なるほど。確かにスポーツよりもゴールとルールが曖昧(=自由度が高い)
なのがビジネスの特徴かもしれませんね。
でも、それがゆえに面白く、奥が深いというのはおっしゃる通りだと思います。
私自身は、ルールは少なくとも短期的にはアンコントローラブルなので、
結局のところ、目の前のルールの下で、自分自身と周囲の人がどれだけ
心底熱くなれるゴールを設定できるかが、勝負の分かれ目だと考えております。
そして、お互いにゴールを共有し、共感しあえる仲間がいれば、その先の道中が
どんなにいばらの道でも必ず乗り越えられるはずです。
私は、与えられた「ルール」(制約条件)の下で、自ら定めた「ゴール」(志)に
向かって努力し続けることが、人が成長するための唯一の方策と信じています。
・ だからこそ、ビジネスやスポーツを通じて人が成長するのだと思います。
でも、残念ながら「ルール」は常に正しいとは限りません。
また、「ルール」に文句を言えないことも「ルール」だったりします(笑)。
そんな中で我々にできることは、自分が心から正しいと信じられる「ゴール」を
見定め、あきらめずに最後まで努力し続けることしかないと考えます。