初心
月曜日が敬老の日で休みでしたので、火曜日ですがTGIMです。
日経新聞連載「池上彰の大岡山通信」(昨日 2014年9月15日号)より。
*大岡山は、池上彰が講義をしている東工大のキャンパス名に由来。
「記者は、なぜ非常線の中にはいれるのか」という問いかけを受けました。
事件、事故の現場で警察が一般の人が入れないように非常線を張りますが、
記者やカメラマンは非常線の中に入る事が許されます。
それはどうしてかという問いです。
答えは、「国民の知る権利に奉仕する為」というものでした。
非常線の中に入り、現場に近づける記者は、一般市民よりはるかに現場に近づけます。
だから、何が起きているかを早く、正確にわかりやすく国民に
伝える義務と責任があるというものです。
仕事上の理想は、それぞれの職場であるはずです。
キャリア官僚は、「国民の為に奉仕をしたい」という理想に燃えていたはず。
ところが、いつしか自分が所属する省庁の利益の為に働いている。
こんなことが起きています。
銀行は、「余っている資金を足りないところに融通する」事で、経済の
血流を良くするという重要な任務があります。
資金の融資を決めた事で、企業が大きく成長したり、地図に残るような
巨大プロジェクトが実現する事を手伝う事ができます。
そんな理想に燃えて銀行員になったはずが、、、、、、
理想を忘れないで下さい。
仕事に迷ったら、初心を思い出す。
それが、迷い道から抜け出す羅針盤です。
常に初心を忘れなければ、精神に於いて老いることはないはずです。
以上、敬老の日も意識しての池上彰さんからの若者たちへのメッセージでした。
商社が社会から求められている期待と役割は?
皆さんが商社を仕事の場と選んだときの理想の商社の仕事は?
それらの実現の為に、皆さんがプロとしての責任と義務を果たしているか?
皆さんなりに自分自信に問いかけてください。