古田敦也さんの講演
古田敦也さん(元ヤクルトのプロ野球選手)の講演会に参加しました。
古田さんの講演でのKey wordです。
◆変化 → 成長 & 進化
成長には、変化が必要。変化をする事により、進化する。
一流選手は、常に新しい技術を取り入れ変化にチャレンジしている。
変化を怠るもの、変化を怖れるものは、成長できない。
変化する為に、新しい技術をTryする。Tryしてダメであれば、元に戻せばいい。
また、変化 = 仕事場所の異動ではないとも。
古田選手のように同じ場所(ずっとヤクルト)でも、ファンの期待に応える為、
プロとしての責任(=プレッシャー)を果たす為、毎年、毎年、変化を実現してきたと仰っていました。
◆耳順(じじゅん)
野村監督のヤクルト監督 着任初日(当時 古田選手はプロ一年目)に選手に伝えた言葉。
成長、変化のヒントは、自分の回りに常に沢山あるが、耳に入る助言、情報を活かせない選手が多い。
"耳"に入った情報に"順"(=したがう)ずる事を出来ないものにプロとしての資格なし。
<耳順とは>
「吾十有五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り、六十にして耳順(したが)う。
七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」から。
◆仕事の三原則
これも野村監督のミーティングでの言葉。
仕事の三原則 = 「計画」、「実行」、「確認」
マネジメントサイクル(PDCA)とほぼ同じですね。
P:Plan(計画)
D:Do(実行)
C:Check(確認)
A:Act(改善)
古田さん曰く、計画=準備であると。
フィジカル面の準備、メンタル面の準備、戦略の準備をプロとして取り組むこと。
◆結果
結果の為には、すべき事をするだけ。
結果がほしければ、結果を気にしない。
アプローチに全力を尽くし、結果を求めない。結果は、後で、結果として現れる。
重要なチャンスで結果を出せないダメな選手。
・手が出ない = 最もダメ(結果を気にしすぎる余り、慎重になってバットを出せない)
・何でもフル = これもダメ(手が出るのはいいが、何も考えずボール球でも振ってしまう)
「すべき事をする」「狙い球を絞る」ことが出来る選手が結果を出せる。
要するに頭の整理(=準備)をする事。
◆No excuse
出た結果に対しては、言い訳をしない。
これがチームメイトの信頼を得る為のプロとしての条件。
私たちの方針にも重なる事、改めて、考えさせられる事が沢山あり、非常に面白い講演でした。