好奇心
週末、NHKスペシャル 「司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち」を見ました。
幕末、薩摩藩で建築された反射炉(鉄の溶解製法)は、オランダの技術書(概念のみで設計図はなし)
のみを頼りに建設されたもので、その類まれな成功により、昨年7月にも世界遺産への登録が決まりました。
司馬遼太郎は、そこに日本人の特徴を見出しました。
鎖国により、逆に江戸期の人々には、海の向こうに対する憧れと「好奇心」が異常に高まったと
司馬さんは考えました。
これが、幕末のエネルギーとなり、反射炉の建設を成功(=近代化)に導いたのでしょう。
今は、余りに情報が手に入りやすいため、好奇心が薄れてしまっているのでしょうか?
プロフェッショナル人材の根底をなす資質は「好奇心」です。